開店祝いのお花を法人から贈るとき、最初に決まらないのが金額です。相手に失礼にならず、かといって過剰にもならない額をどう決めるか。祝い花shopでは法人のお客様からのご依頼を数多くお受けしていますが、実際にご相談の場でお伝えしている考え方をまとめました。
相場は「関係の深さ」で決まる
開店祝いの金額は、業種や店舗の規模よりも贈り主と贈り先の関係の深さで決まります。同じ飲食店の開店でも、取引が始まったばかりの相手と、10年来の主要取引先とでは適正額が変わります。
| 関係 | 目安 | 選ばれるお花 |
|---|---|---|
| 取引が始まったばかり/名刺交換程度 | 1万円台〜2万円 | アレンジメント、スタンド花1段 |
| 通常のお取引先 | 2万円前後 | 胡蝶蘭3本立、スタンド花2段 |
| 親しい取引先/支店・グループ会社 | 3万円台 | 胡蝶蘭アレンジメント、ボリュームのあるスタンド花 |
| 主要取引先/特別な関係 | 4万円以上 | 胡蝶蘭5本立 |
迷ったときは2万円前後をお選びいただくのが無難です。この価格帯であれば、どの関係性でも「軽すぎる」「重すぎる」と受け取られることはまずありません。
金額より効くのは「並んだときの見え方」
開店祝いには落とし穴があります。お花は必ず他社のものと並ぶということです。
店頭に5本、10本とスタンド花が並ぶ中で、自社のものだけが明らかに小さいと、金額以上に印象に残ってしまいます。逆に、周りが控えめなアレンジメントばかりのところに大きなスタンド花を1本だけ置くと、これも浮きます。
そのため当店では、ご注文時に次の点をお伺いしています。
- 贈り先はどのような業態か(路面店か、ビルのテナントか)
- 他にもお花を贈りそうな会社に心当たりがあるか
- 店頭にお花を置くスペースがどのくらいあるか
スペースが狭い場合、大きなスタンド花はかえって迷惑になることもあります。その場合は金額を落とすのではなく、同じ予算で置き型のアレンジメントにするなど、形を変えるご提案をしています。
業種によって変わる部分
飲食店・カフェ・居酒屋
路面に面していることが多く、スタンド花が向きます。開店を通行人に知らせる看板の役割も果たすため、贈り先にも喜ばれやすい業種です。2万円台のスタンド花が中心です。
美容室・サロン
内装にこだわりのある業種です。金額よりも色味の相談が多く、白やグリーン中心、あるいは内装に合わせたニュアンスカラーのご依頼をよくいただきます。
クリニック・歯科・動物病院
待合室に置ける胡蝶蘭が中心です。開院祝いは関係者以外からも届きやすいため、2万円台の胡蝶蘭3本立が最も選ばれます。
オフィス・士業事務所
受付・エントランスに飾る胡蝶蘭が定番です。開業のご挨拶に訪れる方の目に触れるため、長く咲く胡蝶蘭の利点が活きます。
バー・スナック・ナイトラウンジ
華やかな色合いのスタンド花が好まれます。夕方以降の営業のため、納品時間も夕方に合わせます。
予算が決まらないときの決め方
実務的には、次のいずれかで決めることが多くなります。
- 社内の前例に合わせる/過去に同じような関係の取引先へいくら贈ったか。稟議も通りやすくなります
- 年間の取引額から考える/取引規模に応じて段階を決めておくと、その後の判断が楽になります
- 相手が自社に贈ってくれた額に合わせる/過去にお祝いをいただいている場合は、同額程度が礼儀にかないます
金額以外で差がつくところ
実は、贈り先の記憶に残るのは金額ではありません。
- 立札の会社名が正確であること/株式会社の前株・後株、旧社名のままになっていないか
- 届く時間が適切であること/開店前の慌ただしい時間を避けられているか
- 置き場所に無理がないこと/狭い店頭に大きすぎるものが届いていないか
これらは金額をかけなくても整えられる部分です。むしろここが雑だと、高額なお花ほど印象が悪くなります。
祝い花shopでのご相談について
ご予算だけお決まりの状態でも、贈り先の業態と場所をお伺いすればこちらからご提案いたします。請求書でのお支払い、法人名入りの立札、納品写真のご案内にも対応しています。複数の取引先へまとめてお贈りする場合も、お届け先ごとに立札の文面を変えて承ります。
金額の決め方でお迷いの際は、遠慮なくご相談ください。「同業他社に見劣りしない範囲で」といったご相談も日常的にお受けしています。
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